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会長挨拶

当会の会長からのメッセージです

会長 樋口純一郎

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 第3回定時社員(代議員)総会が、2024年6月29日に終わりました。昨年度(2023年度)をふりかえると、委員会活動が展開した1年でした。会員から複数の委員が任命され、特に医療・産業領域、SC・教育領域、福祉・司法領域の三委員会においては、各領域で定例ミーティングのうえ、領域別の研修企画・開催ができました。また、厚生労働省心のケア相談研修の受講者推薦、県立高校から生徒向け講話の派遣、福祉領域に関心を持つ養成課程在学中の学生向けセミナーの開催(兵庫県臨床心理士会と共催)等、各領域に関連する
依頼等に応えられる組織体制ができています。また、能登半島地震では、理事会推薦を受けた会員3名を派遣し、石川県珠洲市の小・中学校でこころのケア活動を継続しています(2024年7月現在)。

 法人設立(2021年4月)してから、4年目を迎えます。当会は代議員制(全会員のなかから選挙で代表を数名選出し、年1回の定時社員総会で事業報告・決算の意見・承認をもらう)を敷いていますが、その任期は4年です。つまり、この2024年度は第1期代議員が担う最期の年となるわけです。第1期代議員(計15名)は全員が設立発起人であり、法人設立まえから力を合わせた、いわば“身内”です。2024年度末には、第2期代議員選挙が予定されています。設立以降、新たに約200名の入会がありました(2024年7月現在)。養成課程を修了して新規に入会された者に加え、国家資格誕生まえから県内で心理職として従事し、当会活動に賛同・入会された者、移行措置の間に福祉職や医療関連職等、周辺領域から資格取得された者等、それぞれのニーズや期待を持って入会されたさまざまな会員の参画が望まれます。
 多様性やダイバーシティーの時代が到来しています。“あれか、これか”ではなく、“あれも、これも”、会員の皆さまのさまざまな知恵や経験、ネットワークを活かし、2024年度は当会にとって、さらなる脱皮・成長の年になればと願います。国家資格であるこころの専門家として、公認心理師の認知度は国民の間で着実に高まっており、実際に関係省庁・自治体等からの依頼等が当会にも増えています。国民の皆さまのこころの健康保持に、わたしたちの専門性や兵庫県で培ってきた経験やネットワークを着実に活かせられるよう、益々力を合わせてまいりましょう。

 

 


2024年7月1日
会長 樋口純一郎​

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